研究課題/領域番号 |
06672294
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
服部 幸夫 山口大学, 医学部, 助教授 (80144955)
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研究分担者 |
山本 きよみ 山口大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80035211)
山本 邦光 山口大学, 医療技術短期大学部, 教授 (50035250)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | βサラセミア / RT-PCR |
研究概要 |
まずβサラセミアの遺伝子異常をSSCP,ダイレクトシーケンシングによって決定した。 I non-RIによるα/β比の決定:それらのサンプルの網状赤血球よりα、βグロビンmRNAを抽出し、同一チューブ内でsingle-step RT-PCRを行った。PCRプロダクトをアガロースゲル電気泳動でα、βcDNAに分離し、エチジウム染色、あるいは銀染色後デンシトメーターで半定量化した。しかし、正常コントロールとサラセミア検体で差は見られなかった。おそらくRT-PCRのレベルでα、βの定量化が失われていると思われた。これを克服するために次の方法を試行中である。ストレプトアビジン標識バイオビーズにビオチン標識プローブを固層化し、それに検体中のmRNAとをハイブリダイゼーションによってまず固定する。固定化mRNAの末結合部に検出用のDig標識プローブをハイブリダイゼーションさせ、酵素発色、あるいは化学発光へ導き、定量化する(α/β比)。 II 変異mRNAの直接増幅:スプライシング異常を有するサラセミアの網球中RNAより変異mRNAをRT-PCRによって直接増幅することを試みたが、増幅されたのは正常cDNAのみであった。おそらく変異mRNAの含量は正常mRNAよりはるかに少ないものと考えられた。これはスプライシング異常では異常mRNAが速やかに処理されていることを示唆している。異常mRNAが得られなかったので異常スプライシング部位の簡易決定法にはつながらなかった。
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