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在宅療養に携わる男性介護者の介護力に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06672325
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

深沢 華子  札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (60165248)

研究分担者 深澤 圭子  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (40165246)
加藤 欣子  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10264516)
佐伯 和子  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (20264541)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード男性介護者 / 家族介護 / 介護意識 / 介護行動 / 男性家族介護者
研究概要

在宅介護に男性の参加が必然的に期待され、家族介護の力量形成への援助が望まれる。本調査研究では、女性介護者と異なる男性家族介護者の介護意識と介護行動の特徴及び介護参加を規定する要因について明らかにした。(要介護者252名、調査分析介護者数401名)
1.男性介護者の介護参加状況の特徴:(1)男性の家族介護参加状況は、全体で24.9%であり、主介護者では19.2%、副介護者では34.3%であった。(2)身辺介護行動では、主介護者に性差はなく、男性も直接ケア行動に参加していた。副男性介護者では参加が低い。(3)家事介護行動への男性介護者の参加は低いが、主介護者の男性はどれにも50%以上参加していた。(4)介護行動に対する困難感では、主介護者では相対的に男性が低い傾向にあった。負担感についても同様の結果を示した。(5)主介護者には、介護中断に関する意識及び中断の決定権の主導に関しても男女差はなく、80%近くが主導権をとると考えていた。副介護者は男性がとると考える者が多い。2.男性介護者の介護参加を規定する要因:(1)要介護者要因では、要介護者の身体機能の自立度、問題行動の有無及び経済状態との関連が認められ、男性が介護しているのは、介護度が低い、経済的なゆとりのある人が多かった。(2)介護者要因については、主介護男性の特徴は、比較的高齢で、無職、要介護者と同居割合が高く、主観的健康感良好が多い。副介護男性は、有職で要介護者と同居、健康状態良好な者が多かった。また男性介護者は、女性よりも家事経験、身辺介護・家事介護経験が少ないのに介護役割を担い、動機でもあたりまえで義務を考え、かつ困難、負担感の低い状態であることがわかった。(3)家族要因:要介護者との人間関係は介護の前後とも良好であった。主男性介護者は、妻もしくは母親の介護をしていた。(4)社会資源要因:社会資源の活用は全体的に低率であるが、主男性介護者はヘルパーの利用経験が女性より多かった。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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