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看護婦の透析患者に対する援助姿勢とアサーティブネス・トレーニングの効果

研究課題

研究課題/領域番号 06672335
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

土屋 陽子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30125942)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード看護婦 / 透析患者 / 援助姿勢 / アサーティブネス・トレーニング / アサーティブ度テスト
研究概要

目的:看護婦が対応困難と感じる透析(HD)患者に対する援助姿勢がアサーティブネス・トレーニングによりどのように変化するか,その効果を明らかにする.対象及び方法:1.透析施設4ヵ所において,透析看護経験半年以上の看護婦36名を対象として面接調査を行い,対応困難と感じるHD患者の特徴とそれらの患者への援助姿勢を明らかにした.2.2日間にわたるアサーティブネス・トレーニング研修会参加者23名(14ヵ所の透析施設に勤務する看護婦)に対して,1の結果を元に作成した「HD患者に対する援助姿勢」に関する調査をトレーニング前後に行った.また,トレーニング前にはアサーティブ度テストNurses Assertiveness Inventory(NAI)及び東大式エゴグラムテスト(TEG)等についても調査した.3.研修会終了1〜3か月後に,参加者のうち,調査に同意した22名に対して,対応困難と感じるHD患者に対するトレーニング参加前後の援助姿勢の変化状況,およびNAIについて聞取りによる面接調査を行った.
結果及び結論:1によると看護婦が対応困難と感じる患者は,攻撃的,穿刺が困難,自己表現が少ない,なげやりな態度の患者等であった.2では,対応困難と感じるHD患者の割合が多いのは攻撃的な患者,なげやりな態度の患者であった.また,技術的な問題も対応上重要な要素であった.研修会前後で,対応困難と感じる度合いを比べると,研修後は対応困難の程度を低く答えた者が増加した.また研修会に参加したことにより,対応困難な患者を援助できない自分に対して罪悪感を抱かないでいられる,積極的に関わっていこうという気持ちになれた,気持ちが楽になったと答えた者も数名ずついた.アサーティブネス・トレーニングは,短期的には,対応困難な透析患者に対する看護婦の援助姿勢を前向きに変える効果があると思われたが,今後その効果が持続するかどうか,また,追加トレーニングをした場合の変化も見ていく必要があると考える.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 土屋陽子: "対応困難な透析患者とのコミュニケーションとアサーティブネス・トレーニングの効果" 日本透析医学会雑誌. 28. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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