研究課題/領域番号 |
06672341
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
大竹 登志子 東京都老人総合研究所, 看護学部門, 研究員 (30213755)
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研究分担者 |
鈴木 章 日本歯科大学, 高齢歯学, 助教授 (60162921)
森 真由美 (森 眞由美) 東京都老人総合研究所, 分子生物学部門, 研究員 (50110698)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 免疫機能低下 / 造血器疾患 / 口腔ケア / 口腔ケアプログラム / 高齢者 / 血液科疾患 / 白血病 / 悪性リンパ腫 / 口腔内細菌 |
研究概要 |
今年度、東京都老人医療センター血液科入院患者の造血器機能低下患者(白血病・悪性リンパ腫・貧血等)14名につき口腔ケアの介入を実施した。対象者の調査として口腔状態と、口腔内の汚れの評価としてカンジタ菌、Q I Index(Quick Impression Index: 口腔衛生状態)そして義歯の清掃状態をみた。 14名の高齢者(平均年齢75.8歳)につき、入院中に週1、口腔状態と口腔内の衛生状態を評価し口腔ケアの介入をした。その結果、口腔衛生の介入により維持、向上した者は9名(64%)、効果がでなかった者は5名、そのうち3名は、入院中に死亡している。死亡者は薬効の甲斐なく昏睡状態、重症の経過をとっている。全身状態が重症であれば本人の口腔ケアに対する自立度が低下し、看護婦による全面的なケアが求められ、ターミナルケアが必要であることが示唆された。口腔ケアの介入により、本人の自立度が高まった者では口腔衛生状態が改善されており、自立度が向上しなかった者では口腔衛生状態とカンジタ菌の改善もみられなかった。 以上のことにより、免疫機能低下患者の口腔ケアプログラムとして、病気の治療前に歯科医師の口腔状態のチェックと歯科疾患治療を済ませ、化学療法中は本人にあった口腔内の清潔方法を歯科医師と看護婦が指導する。本人が自立できれば、定期的な口腔内の評価を看護婦が行い、自立度の低下とともに看護婦が責任をもってターミナルケアの口腔ケアに移行すればよい、ということがいえた。
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