研究課題/領域番号 |
06680097
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮村 実晴 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (40019576)
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研究分担者 |
石田 浩司 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 講師 (50193321)
近藤 孝晴 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (20135388)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ヨーガg / 調息 / 呼吸循環機能 / 体力 / 最大酸素摂取量 |
研究概要 |
本研究では、中高年者における深くてゆっくりした呼吸や、身体動作を繰り返して行なうヨーガg訓練が換気機能、心臓機能および有酸素的身体作業能力にどのような影響をもたらすかを明らかにするためヨ-ガ訓練者5名と健康な成人男子5名を被検者とした。各被検者に対し普通に呼吸を行なわせた時と意識的にゆっくりした呼吸を行なわせた結果、ヨ-ガ訓練者は毎分1〜3回の呼吸が可能であり、その時の呼気終末炭酸ガス分圧は約50mmHgと高いことなる。身体はかなり酸性化(アミドーシス)に傾いていることが推測された。しかし、脳波からみたゆっくりした呼吸の効果は明らかにすることはできなかった。一方、自転車エルゴメーターを用い漸増負荷法による最大酸素摂取量を測定した結果、ヨ-ガ訓練者の体重当りの最大酸素摂取量は、一般人のそれと比べ高い傾向が認められた。 これらの結果は、日常生活においてヨ-ガ訓練を行なうことにより呼吸の化学調節および身体作業能力は影響されることを示唆するものであると考えられた。
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