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スポーツにおける"組織と個"の関係に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680109
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関福岡教育大学

研究代表者

三本松 正敏  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30136395)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード擬制的家族制度 / 家元制度 / 家元制度(的)社会 / 規範 / 集団の組織原理 / 家元 / 道・修業の思想 / 「型」の文化 / スポーツ組織 / スポーツ集団 / 家元(的)社会 / 家制度 / 同調 / ドロップアウト
研究概要

本研究は、「家元制度」に関する先行研究を検討し、スポーツ組織・集団の組織原理として特徴的にみられるであろう"擬制的家族制度としての家元制度"という観点から、様々なスポーツ集団の実態調査を予備的に行い、そこから"擬制的家族制度"の特徴を有しているスポーツ集団に対して本調査を実施しその特徴を明らかにするとともに、「スポーツ組織と個の関係」という視点から、わが国のスポーツ集団とそこにおける個人の等質性が形成されるメカニズムを実証的に明らかにすることを目的とした。
結果の全体的概要は次のようにまとめられる。
1)家元制度的社会の特徴であると考えられる質問項目の全てに対して肯定的な意見が強い。
2)個のレベルで捉えても、集団成員間のスコアのばらつきが少ない。
3)スポーツ集団には「きまりが」必要であると考えている成員が多く、そのきまりはやや厳しく、しかも歴史的に形成されてきている。
4)キャプテンについては、「性格・人柄で選ぶべき」と回答するものが多いが、現実には「技術的に優れた人がなっている」と考えられる。
5)監督・コーチの意見については、「必ずしも絶対ではないが、従うべきであると考え」、「自分の意見を堂々と述べる」は、この3者の関係の中では最もスコアが低い。
以上のようにまとめることができるが、わが国のスポーツ集団が極めて類似的で等質的な性格を有するようになるのは、スポーツ集団が家元制度的社会を形成しており、スポーツを通して集団規範を内面化し、集団における個も極めて等質的になってくると言える。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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