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喘息児の症状評価に用いる簡易的気道微小振動測定の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06680121
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東邦大学

研究代表者

砂本 秀義  東邦大学, 医学部, 助教授 (80096726)

研究分担者 只野 ちがや  東邦大学, 医学部, 助手 (40261094)
室 増男  東邦大学, 医学部, 助教授 (80112887)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード喘息 / 気道微小振動 / 喘息児童 / 水泳運動
研究概要

規則手水泳運動を実施していない喘息児100名の呼吸機能検査を実施した。その検査はFV、FEV_1、FEV_<1%>、PF、V_<50>/V_<25>の5項目である。5項目の呼吸機能検査は、改善群ではFV2.19±0.2|、FEV_11.92±0.15|、FEV_<1%>87.96±6.13%、PF4.32±0.79|/sec、V_<50>/V_<25>2.17±0.08|、非改善群ではFV1.74±0.29|、FEV_11.66±0.3|、FEV_<1%>95.57±5.36%、PF3.97±0.54|/sec、V_<50>/V_<25>1.62±0.21|であった。以上の5項目の結果から比較的呼吸機能の改善が認められるであろう被験者を選んだ。そして改善群(20名)と非改善群(30名)に分類し、本研究の対象群とした。これら両群の安静時気道微小振動を仰臥位にて胸骨柄頚切痕上縁部に付着した加速度計より導出し、パワースペクトル分析を実施した。その結果、自然鼻呼吸条件で呼気相よりも吸気相に顕著な周波数差が認められた。そして自然吸気相の気道微小振動周波数は非改善群で821.7±51.0Hz、改善群で789.6±63.6Hzであった。非改善群の方が約30Hzもの高い微小振動を示した。さらに随意過剰換気負荷では非改善群が822.3±18.8Hz、改善群が811.0±36.8Hzであった。改善群の微小振動数が約20Hz増加したため非改善群との差はわずか10Hzとなった。以上、気道微小振動が自然呼気条件で非改善群に高く認められ、しかも随意過剰換気負荷でも同値であったことから、これは気道の閉塞症度を示唆するものと考えられる。したがって喘息児の事前発作兆候を認識する補助的評価方法として気道微小振動の分析データの利用が可能となった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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