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11年〜15年間継続的に追跡した高齢者の体力変化が健康度に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 06680130
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関京都府立医科大学医療技術短期大学部

研究代表者

木村 みさか  京都府立医科大学医療技術短期大学部, 教授 (90150573)

研究分担者 岡山 寧子  京都府立医科大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (50150850)
金子 公宥  大阪体育大学, 体育学部, 教授 (00067232)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード高齢者 / longitudinal study / 体力 / 加齢変化 / 運動習慣 / 死因 / ADL
研究概要

我々は、高齢者にも安全でかつ高齢者の生活に即した方法を用いて、以前より高齢者に対する体力測定を行い、cross-sectionalなデータによって高齢者の体力の標準的な値を得ると共に、生活の中に軽い運動習慣を取り入れることによって体力が維持できることを示す結果を得ている。
平成6年度は、高齢者の体力をlongitudinalに観察し、体力変化が健康度に与える影響について検討することを目的に、11年〜15年にわたって毎年1回体力測定(6年前から歩行テストを追加)を継続している地域高齢者集団(初年度参加者約300名)を対象とし、恒例の体力測定(6項目のバッテリ-テスト)、歩行テストを行うと同時に、追跡期間中の運動や食生活などの生活様式の変化や健康状態を調査し、欠席者や死亡者については、ADLや死亡状況(死因、就床期間等)の調査を行ない以下の結果を得た。
1)longitudinalな体力推移パターンは、全体的にはcross-sectionalなデータとほぼ一致したが、測定項目間での相違も存在する。2)75歳以上の体力低下割合は、それ以下の年齢階級より大きい。3)体力変化の個人差は大きく、積極的に社会活動に参加しようとする意識とともに、軽い運動習慣を持つような健康生活への努力が、加齢に伴う体力の低下を防いでいる。4)本年度欠席者の欠席理由は、他の稽古事や家の用事が約60%、病気や体調28%、外出が不自由4%である。5)回答のあった50名の死亡者の死因はガン45%が最も多く、死亡前には、約70%が普通の活動を行っており、日常生活に手助けを必要とした者はゼロで、ADLがよく保たれている者が多い。7)外出が不自由になっている者や死亡者の一部では、その直前の体力テストの値が低下する場合も見られる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.KIMURA et al: "Ten-Year Longitudinal Evaluation of Plysical Fitness in the Elderly" In:Adapted Plysical Activity. 238-242 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 岡山 寧子,木村みさか 他: "健康づくり事業に参加する高齢者の健康状態における生活様式の特徴-「すこやか体操教室」に継続的に参加している高齢者の場合-" 京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 3. 67-73 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 岡山 寧子,木村みさか 他: "健康づくり事業に参加する高齢者の体力および幸福感、人間関係の特徴-「体操教室」に継続的に参加している高齢者の場合-" 京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 4. 13-19 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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