研究課題/領域番号 |
06680188
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (50000071)
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研究分担者 |
猿田 祐嗣 国立教育研究所, 科学教育研究センター, 主任研究官 (70178820)
小島 繁男 淑徳大学, 社会福祉学部, 教授 (30000037)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | IEA / 実験テスト / 第2回国際理科教育調査 / 国際比較 |
研究概要 |
第2回IEA国際理科教育調査の実験テストに参加した国の小学5年生および中学3年生の実験技能について分析した。 実験テストに参加した国は、日本、ハンガリー、イスラエル、韓国、シンガポール、アメリカの6ヵ国であった。小学校5年と中学校3年に対して調査が行われた。また、調査対象となった児童生徒数は、各国で250〜1000人の範囲にあった。それぞれの課題は、児童生徒から適切な解答を引き出すために2〜3の質問項目(小問)で構成された。そして、これらの項目は、観察・操作、推論、調査・研究の3つの技能カテゴリーのいずれかに分類された。 小5集団において、正答率は観察・操作技能が最も高く、次に調査・研究技能が高く、推論技能は低かった。テストの得点が全般的に低い原因の大部分は、推論項目のできの悪さに起因していると言える。6か国中5か国において推論分野の得点は25〜53%であった。例外は韓国で、同国における推論の得点は82%であった。韓国が3つの技能カテゴリー全てにおいて高成績を収めていた。わが国においては、調査・研究技能項目における得点が他の国々に比べてかなり低かった。また、実験の総合得点では、わが国は国際平均とほぼ同じくらいであった。選択式の理科問題の成績のよい割りにはふるわないと言える。 中3集団では、一般には観察・操作技能と調査・研究技能が高く、推論技能は低かった。例外は、わが国で、調査・研究技能の正答率が最も低かった。また、実験の総合得点では、わが国は国際平均よりかなり低く、6ヵ国中最低であった。
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