研究分担者 |
長谷川 康雄 (長谷川 康夫) 上越教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (40228458)
小川 亮 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (00194465)
中野 靖夫 上越教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (60042686)
井田 仁康 上越教育大学, 学校教育学部社会系, 助教授 (20203086)
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研究概要 |
1.小学校4年生から中学校3年生の情報行動の実態調査を行い、情報の入手・加工・表現,情報の構造化・活用の効率化,情報への積極的働きかけ,情報の刺激への欲求,情報への無意図的構え,情報の真偽に対する追求の6因子を抽出した。 2.小学校4年生から6年生の情報に対する態度の実態調査を行い、先見的に処理しようとする態度,衝動的態度・好奇的態度,独自的態度,完全志向的態度,積極的に把握しようとする態度の5因子を抽出した。中学校1年生から3年生については,独自的態度,先見的に処理しようとする態度,好奇的態度,衝動的態度,情報の真偽の判断の5因子を抽出した。 3.学習者中心の授業観に基づき、各種情報メディアを活用した体験的学習活動を行っている小学校を対象に,情報に対する態度と情報行動の8カ月間の変化を調べた。その結果、4年生では情報の構造化や収集伝達方法の効率化、情報の真偽に対する追求等に伸びがみられ、5年生では情報の入手・加工・表現に伸びがみられた。 4.学習者中心の授業観に基づき、全教科においてコンピュータを活用した授業を3年間にわたり実践している中学校を対象に、情報に対する態度と情報行動の122カ月間の変化を調べた。その結果、情報への積極的働きかけや広く情報を求める活動に伸びがみられた。情報の真偽を判断する行動は女子に伸びがみられた。情報に対する態度については、先験的に処理しようとする態度が全学年に伸びが、独自的態度は女子に伸びがみられた。 5.情報への欲求の醸成から、情報の探索・収集・選択・加工処理・創造生成・蓄積・発表・伝達・交流・活用までの一連の情報能力育成プログラムの小学校版、中学校版のモデル試案を実証的に開発した。
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