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教科書を通して見た近代日本の異文化受容の解明-音楽教科書の楽譜入りのデータベース化-

研究課題

研究課題/領域番号 06680230
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関茨城大学

研究代表者

松澤 志津代  茨城大学, 人文学部, 助手 (80175603)

研究分担者 松澤 孝男  茨城工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (40005989)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード教科書 / 音楽 / 唱歌 / データベース / 楽譜
研究概要

本研究は、明治期・大正期の初等教育の教科書を通して、近代日本が異文化(外国文化)を受容する過程を調べることを目的としている。
対象とした教科は音楽で、復刻版の国定音楽教科書「小学唱歌」(全6冊)を中心に、歌詞と旋律をいかに機械可読な形でデータベース化できるかを試みた。国語、英語、社会科などの教科書と異なり、「音楽」の教科書は、その中で扱われる情報が、単なる文字情報だけでなく、情報量の約半分は楽譜という形式であり、我々が今までに構築してきたパソコンとイメージスキャナと文字読取ソフトのシステムだけでは、十分に対応できない。課題の申請当初は、歌詞は従来からの文字読取ソフトで採取し、旋律は別にキーボードから記号で入力し、そのデータを用いて、パソコンで制御する音源装置でメロディにし、主旋律を実際に音として聴けるデータベースの構築を計画していた。MIDIというパソコン用音楽の規格と、それに適合した機器の利用により可能となることがわかったためである。年度の途中で、偶然楽譜読取ソフトが初めて発売された。そのため、予定を拡張し、このソフト(ヤマハScore Reader)を入手し、既存の教科書読取システムに加え、パソコン用のイメージスキャナで読み取った。図面から楽譜の情報を採取する機能をもつようにした。これに、本年度の予算で購入したFM音源(Hellow Music)を接続することにより、イメージスキャナで読み込んだ音楽教科書から、旋律の情報を抽出し、パソコン用データとして保存するとともに、このデータを用いて、メロディをパソコンで奏でる総合システムを構築することができた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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