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戦後初期における「特別教育活動」の成立過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680231
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関筑波大学

研究代表者

山口 満  筑波大学, 教育学系, 教授 (20006571)

研究分担者 安井 一郎  名古屋学院大学, 外国語学部, 助教授 (80200492)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード特別教育活動 / 自由研究 / 日常生活課程 / 教科外活動 / 北条プラン / ホームルーム
研究概要

「特別教育活動」は、昭和24年に、中,高校の教育課程を構成するひとつの領域として制度化された。このことによって教科外活動の教育課程化が初めて実現をみたわけであり、画期的な意味を持つできごとであった。
「自由研究」の成立とその廃止、「特別教育活動」の成立という一連のできごとの経緯を詳細に検討することによって、次のようなことが明らかにされた。
(1)「自由研究」は学習の個別化を意図していた。一方、「特別教育活動」では、市民的、公民的資質の教育ということに、主眼が置かれていた。
(2)「特別教育活動」成立を要請した現実的な課題として、ホームルームや生徒会の指導の分野を教育課程の中にきちんと位置づけるということがあった。
(3)上掲(2)のことが、「特別教育活動」・「教科以外の活動」の成立について小学校が中、高校より2年おくれたこと、「自由研究」とは対照的に、中、高校をベースにした進展をみたことの原因になっている。
(4)「特別教育活動」・「教科以外の活動」という名称についてはCIEの担当官の強力な示唆があった。
また、千葉県の「北条プラン」における「生活課程」(後に「特別教育活動」)の成立と展開の過程を検討することによって、小学校における教科外活動の教育課程化が、(1)教科の生活化、(2)生活を主題にしたコア、(3)「生活課程」、「問題解決課程、「基礎課程」という三層構造という筋をたどることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 山口満: "資料近代日本の小学校における教科構成の変遷" 日本学校教育学会編『学校教育研究』. 第9号. 65-87 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口満: "特別活動の教育的意義を問い直す" 信濃教育会編『信濃教育』. 1295号. 12-19 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口満: "体験的学習論からの学校改善" 教育調査研支所編『教育展望』. 第41巻第1号. 26-35 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口満・安井一郎他: "戦後教育50年史-教育課程の変遷を中心にして-" 日本教育新聞社編「週刊教育資料」. 平成7年4月○日号. 1-40 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 山口満・安井一郎: "戦後初期「日常生活課程」に関する研究" 山口満・安井一郎, 129 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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