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体育の学習指導におけるコンピュータ応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680238
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関福井大学

研究代表者

吉澤 正尹  福井大学, 教育学部, 教授 (30020126)

研究分担者 山本 富士夫  福井大学, 工学部, 教授 (50020227)
長谷川 健二  福井大学, 工学部, 教授 (80020171)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード体育学習指導 / コンピュータ / シミュレーション / ロボット / 疑似体験 / 運動学習
研究概要

「器械運動」は運動教材の中でも、(1)学習者の基本動作に対する経験が極めて少なく、学習すべき動作の感覚がつかめない場合がある、(2)学習の対象となる運動が危険を伴うものであったり、学習者にとって高難度である場合には、実動作の学習の全く取り込めないことなど、学習指導が難しいとされている。それらを克服するために、それぞれ(1)学習すべき運動を指導者が示範したり、熟練者が行ったビデオの視聴によって動作を把握させる、(2)学習者のレベルに合わせて段階的な指導を行うとともに、補助によって十分な安心と安全確保を行うことなどに配慮し、学習指導が進められてきた。
本研究では、これら従来の学習指導法に加え、スポーツの力学的・生理学的な研究から得られた理論を背景として、コンピュータを応用した体育における学習指導法の開発という視点から、「鉄棒運動」を中心とした理論学習から実動作体験に至る学習指導プログラムを開発・適用した結果・次のようなことが明らかとなった。
1.運動の力学的な側面については、理科における「てこ」教材を発展させ、〈バランスを崩すこと→運動〉を理解させるプログラムが効果的であった。
2.学習すべき運動のイメージを身体運動のイメージに結びつける方法として開発した〈コンピュータ画面上の人形をマウス操作〉や〈ラジオコントロールできるロボットをレバ-操作〉によって運動させるようにした疑似体験が、小学生にも積極的に受け入れられた。
3.運動の理論的な学習→身体運動のイメージの疑似体験→実動作のドリル学習というステップを踏むことによって、学習者の学習すべき運動に対する認知レベルや技能獲得のための取組みを含めた学習意欲の向上がみとめられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 吉澤 正尹: "跳び箱運動「はねとび」" 学校体育. 47・7. 76-79 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉澤 正尹: "体育授業にスポーツ科学の知見を" 体育科教育. 42・10. 122-123 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉澤 正尹: "マット運動にみられる反射機構" 学校体育. 47・12. 74-76 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉澤 正尹: "器械運動の授業をどう改革するか" 楽しい体育の授業. 52. 27-30 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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