研究課題/領域番号 |
06680242
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
天岩 靜子 (天岩 静子) 信州大学, 教育学部, 助教授 (60060688)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | モニタリング / 計算過程 / 筆算 / 珠算 / モニタハング / 小学生 |
研究概要 |
本研究により、計算のモニタリングに関して下記の点が明らかになった。 1.珠算塾に通っている小学校3〜4年生は、筆算に比べて珠算の方が自分の計算エラーに気づき易かった。これは珠算での指の動きが助けになっているからである。他方、珠算を学んでいない生徒は、自分の行った筆算の誤りに気づきにくかった。 2.小学校3〜4年生の用いる筆算の検算方法は、(1)もう一度計算をする、(2)引き算の場合はたし算、かけ算の場合はわり算をする、であった。 3.他の生徒の行う筆算過程(ビデオ撮影されたもの)を見た場合、自分自身の計算エラーについてよりも計算の誤りを正確に指摘できた。しかし、なぜそのような誤りをしたかについては、十分認識されていなかった。 4.グループ討議を通して、他の生徒の行う筆算(ビデオ撮影されたもの)の正誤、誤りの箇所、なぜ誤りをしたかについて、さまざまな意見交換がなされた。このグループ討議の後では、なぜ他の生徒が誤りをしたのか、その理由についてかなりよく推定できるようになり、グループ討議の効果が確認された。
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