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小学校体育科におけるカルキュラム編成に関する基礎的研究-オープンスキル(リレーボールゲーム)学習の適時期について-

研究課題

研究課題/領域番号 06680247
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

後藤 幸弘  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00047391)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード小学校 / カリキュラム / 適時期 / リレー / ボール・ゲーム / オープンスキル / 学習成果
研究概要

〔リレーについて〕
リレータイプでみた学習効果は3年生で,リレーメンバーのフラットタイムからリレータイムを引いた利得タイムの学習効果は6年生で最も大きかった。この不一致は,リレータイムの伸びに対するバトンの受け渡し技術と疾走能力の向上の2つの要因の関与率が学年によって異なっていることが関係し,6年生では最高疾走速度の65%まで速度を高めてバトンを受け取れるようになり,リレータイムの伸びに対するバトンの受け渡し技術の関与率が95%以上を示した。
また,中学生児童ではリレーをゲームとして楽しんでいたのに対し,高学年児童ではリレーの技術特性に触れ,イメージを高めていることが認められた。
すなわち,「速さつなぎ」を課題とする陸上運動としてのリレー学習は,4年生以降で可能で,適時期は6年生にあると考えられた。
〔ボールゲームについて〕
ゲーム様式の違いによって生じる学習成果の学年進行に伴う変化を検討した。その結果,分離型ゲーム教材を用いて学習する場合,4年生ではゲームに飽和状態の生じることが考えられ,攻撃完了率と関わり率からみたゲーム様相の変化,作戦の理解度,ならびに態度得点からみた学習成果は,2年生で高いと考えられた。
一方,相乱型ゲーム教材を用いて学習する場合,2・3年生では課題の解決・作戦の高まりが容易でなく,4年生において,学習成果は最も高いと考えられた。
3年生では,いずれのゲーム様式において学習成果が高いかについては,一定した傾向が認められず,分離型と相乱型の学習の過渡期にあるように推察された。
すなわち,分離型ゲーム学習の適時期は,2年生に,相乱型ゲーム学習の適時期は,4年生以降にあると考えられた。
また,分離型から相乱型へと一気に移行させることには無理があると考えられ,両者の間に過渡的相乱型を位置づけることの有意味性が示唆され,3年生は,過渡的相乱型ゲームの学習の適時期と考えられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 後藤幸弘他: "陸上運動としてのリレー学習の適時期について-中・高学年児童を対象として-" 日本教科教育学会誌. 17. 11-21 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤幸弘他: "ゲーム領域の教材配列について-攻防分離型ゲームから攻防相乱型ゲームの移行・発展の有効性-" 大阪体育学研究. 33. 16- (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 林 修、後藤幸弘: "ゲーム領域における教材(学習課題)配列に関する事例的研究-攻防分離型から攻防相乱型への移行・発展の有効性-" 第2回スポーツ教育つくば国際研究集会論集. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Ito, Y.Goto and A.Tujino: "Optimum Time for Learning the Technique for Baton Pasing in Relay by Elementary School Children" The Bulletin of Japanese Curriculum Research and Development. 17 (1). 11-21 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] O.Hayashi and Y.Goto: "Case Study Concerning Teaching-Material (Learning Tasks) Arrangements in Ball Game Disciplin : Effectiveness of TGransition and Development from Offense-Defense-Separated Type to Offense-Defense-JumbledType" Proceeding of 2nd Tsukuba International Workshop on Sport Education. (in print). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤,幸弘 他: "陸上運動としてのリレー学習の適時期について-中・高学年児童を対象として-" 日本教科教育学会誌. 17. 11-21 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤,幸弘 他: "ゲーム領域の教材配列について-攻防分離型ゲームから攻防相乱型ゲームへの移行・発展の有効性-" 大阪体育学研究. 33. 16- (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 林 修,後藤幸弘: "ゲーム領域における教材(学習課題)配列に関する事例的研究-攻防分離型から攻防相乱型への移行・発展の有効性-" 第2回スポーツ教育つくば国際研究集会論集. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤幸弘 他: "陸上運動としてのリレー学習の適時期について-中・高学年児童を対象として-" 日本教科教育学会誌. 17. 11-21 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤幸弘 他: "ゲーム領域の教材配列について-攻防分離型ゲームから攻防相乱型ゲームへの移行・発展の有効性-" 大阪体育学研究. 33. 16 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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