研究課題/領域番号 |
06680267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
植村 哲郎 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (60040739)
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研究分担者 |
大坪 治彦 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (80160555)
内田 芳夫 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20004129)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 学習障害児 / 数学的概念 / CAI / コンピュータ利用 |
研究概要 |
本研究の目的は、一般に学習障害児と言われている子どもの、算数・数学の概念についての認知発達の特徴を明らかにし、適切な教育課程、指導方法および教育プログラムの開発を行うことである。 そのために次のような仮設を設定した。 「学習障害児の教育においても、子どもの実態に合ったよりきめ細かい算数の系統を設定し、適切な教材や指導方法をとれば、かなり高度な算数的概念も正確に理解させることができる」 この仮設の検証のために次のような研究を行った。 (1)障害児の算数教育の現状及び問題点の把握、適切な教育理念、方法の確立 (2)学習障害児の算数的概念の認知発達の特徴の明確化、及び適切な指導の方法や教育プログラムの開発。 (3)指導の補助手段としてのコンピュータ利用と、その有効性の実証。そのための、ソフトの作成、障害児に合った周辺機器の利用法の開発。 実際には4人の児童に対し、週に1回、大学の研究室で調査や指導を行い、また、並行して、養護学校の授業参観や、文献調査などを行った。特に、2人の児童に対する学習指導の効果が顕著で、仮設の正当性が証明された。 CAI的学習指導の具体例としては、くり上がりのある計算等の指導における指導系統の細分化と自作のソフトを利用した学習指導を行い、コンピュータの利用の有効性を確認した。
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