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遅延メモ化機構によるプログラムの部分計算に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680306
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関東京大学

研究代表者

武市 正人  東京大学, 工学部, 教授 (10011165)

研究分担者 金子 敬一  東京大学, 工学部, 助手 (20194904)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード遅延メモ化機構 / 関数プログラム / 完全遅延評価 / 部分評価系
研究概要

本研究は、従来、十分に性質が解明されていなかった遅延メモ化機構を定式化して、それをプログラムの部分評価機構として利用するという方法の有効性を検証することを目的とするものである。
遅延メモ化機構に基づいてプログラムの部分評価を行うことにより、プログラムの効率改善を図るというあらたな方法論は、これまでの部分評価の考え方とは大きく異なっている。
従来の部分評価(部分計算)においては、特化された部分計算機を用意して、プログラムを変換するものであったが、本研究では、関数プログラムの完全遅延評価によって、通常の評価系によって自己改良がなされることに着目したものである。この考え方は、研究代表者と共同研究者が提案したものであったが、完全遅延評価系で部分評価を行うにはあらたな機構が必要とされることが判明し、本研究ではそのための遅延メモ化機構を提案して、その有効性を確認することを目的とした。
遅延メモ化機構については、これまでには十分な系統化がなされていなかったが、本研究では、完全遅延評価との関係を明確にし、プログラムの評価系に組み込んで、部分評価系の実現に有効であることを確認した。これらの成果は数編の論文にまとめて公表した。これらによって、当初の目的は達成できたものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 金子敬一: "完全遅延評価に適した関数プログラムの共有解析" 情報処理学会論文誌. 35. 391-403 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Keiichi Kaneko: "Derivation of Efficient Pattern Matching Algorithms by Fully Lazy Evaluation with Lazy Memo-ization" Transaction of Information Processing Society of Japan. 35. 2347-2354 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Liangwei Xu: "Derivation of Algorithms by Introduction of Generation Functions" New Generation Computing. 131. 75-98 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Zhenjian Hu: "Catamorphism-based Transformation of Functional Programs" METR. 94-06. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Keiichi Kaneko: "Derivation of the Aho-Corasick Algorithm by Fully Lazy Evaluation with Lazy Memoization" METR. 94-13. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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