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動画像データベース向けのデータモデルとその実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680315
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

有澤 博  横浜国立大学, 工学部・電子情報工学科, 助教授 (10092636)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードマルチメディアデータベース / 動画像データベース / 映像データベース / マルチメディアデータモデル / 関数型データモデル / 被写体抽出 / 映像と音声の同期 / 実時間再生
研究概要

動画像情報をデータベース化する場合、
1.データモデルに基づき、データベース・スキーマ(データ構造)を定義する。
2.入力映像の一連のフレーム列の中から、注目する被写体の外形、位置の変化、特徴的な動きなどをインデックスとしてデータ構造に従って蓄積する。
3.その他の名前や型番など、被写体についての通常「属性値」と呼ばれる文字・数値情報を蓄積する。
4.属性や外形などの情報を用いてデータベース言語を介して検索し、該当フレーム列を切り出す。
5.さらに各フレーム毎に(対象物の強調などの)簡単な画像処理を加え、それらをいったん蓄積してから、再生プログラムによって時間軸に合わせて連続表示する。
といった一連の作業が必要になる。
本研究では、このうち、1、2、5を中心に行った。主な研究成果は次の3項目である。
(1)データモデルについては、いわゆるマルチメディア情報を扱うことから、新しいデータモデルが必要であり、これに関して検討した結果、関数型データモデルによる表現が妥当かつ正確に行えること、及び、関数型操作系を用いて高度な検索操作が行え、またその結果としての映像オブジェクトを表現できることを示した。
(2)連続するフレーム列から、注目する被写体の外形を指定し、前後のフレーム列中で追跡する「チェイサ-」プログラムを開発し、正確性とスピードを評価した。
(3)映像の実時間再生および音声など他の時間軸をもつデータとの同期方法を確立した。
以上により、動画像を含むマルチメディアデータベースの実現可能性を示した。
なお、研究成果については(1)はジャーナル論文、(2)(3)は技術研究報告として公表した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 永江 尚義,有澤 博: "関数型データベースにおける階層型検索データの生成" 情報処理学会論文誌. Vol.35,No.3. 436-443 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 富井 尚志,由井 仁,石川 英彦,有澤 博: "関数型データベースに基づく映像データベースの構成とその実現" 第100回データベースシステム研究会記念合同研究会論文集. 63-70 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 大谷,寛之,有澤 博: "マルチメディアデータベースにおける音声と映像の同期" 電子情報通信学会技術研究報告書. DE94-78〜84. 9-16 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 由井 仁,富井 尚志,有澤 博: "映像メディアデータベースシステムにおけるフレームデータの加工表示" 電子情報通信学会技術研究報告書. DE94-78〜84. 17-22 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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