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分散システムにおける独立性の観点からの資源分散方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680316
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関静岡大学

研究代表者

水野 忠則  静岡大学, 工学部, 教授 (80252162)

研究分担者 太田 剛  静岡大学, 工学部, 助手 (40213730)
渡辺 尚  静岡大学, 工学部, 助教授 (90201201)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード分散システム / データベース / コンピュータネットワーク / 複製 / SQL / 待ち行列
研究概要

分散システムにおいては,あるノードが全体システムから独立して動作するためには,他の部分が提供している情報処理機能およびその情報保持機能を補完させることが必要となる。本研究では,その中で後者の情報保持機能,すなわち,データ特性に応じた全体データの複製のところに焦点を当て,複製量を限定しつつも,業務の独立遂行を実用的に可能とする場合における新アルゴリズムの提案とその評価を行うことを目的としている。
本研究の目的のために,(1)データ特性の研究,(2)継続運転指標の研究,(3)仮装分散システム維持コストと継続運転指標との関係研究の観点から研究を進めた。具体的には,SQLサブセットをベースとしたリレーショナルモデルに基づく分散データベース評価システムを実際に構築し,データ複製に関する諸指標を入手するとともに,並列に実行し,資源を共有する場合に有効なシミュレータを開発した。更に,待ち行列解析により,近似的に更新処理の応答時間を求める方法についても検討した。
また,実現機構として,全体データベースを特性データに基づき,部分データベース化を行い,その各部分データベースに特性データをパラメータとして算入し,かつ応答時間性能の低下を避けるために,全複製にわたる広範囲なロックおよび更新処理を行わないアルゴリズムを考案し,提案した。この方式は,データの内容の意味を用いているので,適用分野には制限があるが,応答時間の改善とネットワーク分断時のデータ更新に対して有効であることが,分散データベース評価システム,シミュレータ及び解析によって確認された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高品智一: "分散環境における部分データベースの複製配置法" 情報処理学会研究報告. 94-DPS-66. 7-12 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宮西洋太郎: "分散協調環境における部分データベースの複製方法" 情報処理学会研究報告. 94-GW-7. 83-90 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 水野忠則: "分散コンピューティングからモ-バイルコンピューティングへ" 情報処理学会研究報告. 94-GW-8. 1-6 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 宮西洋太郎: "分散システムにおけるデータ更新性能解析と更新アルゴリズムの提案" 情報処理学会研究報告. 95-DPS-69. 19-24 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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