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自己組織化と強制情報の結合による外挿的動画像生成

研究課題

研究課題/領域番号 06680338
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関茨城大学

研究代表者

松山 泰男  茨城大学, 工学部, 教授 (60125804)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード自己組織化 / 特徴マップ / 多重降下競合学習 / モ-フィング / ディジタル動画像 / ニューロコンピューティング / 教師なし学習 / 情報圧縮
研究概要

本研究は、「自己組織化+外部からの強制情報」という結合系により、知的情報処理を可能にすることを目的としている。対象としてはディジタル画像を選んでいる。このとき、自己組織化による画像処理は、サブシンボリックな処理であり、強制情報の注入はシンボリックな操作に関連するとみなすことができる。従って、本研究の意図は、シンボルとサブシンボルの結合処理を目指したものである。具体的には、一枚の静止画像を強制情報により変形した別画像を生成し(知的外挿)、さらにはモ-フィングを行って動画像を生成することを行う。また、より一般的な「自己組織化+教師あり学習」のアルゴリズムの開発も目的としている。
上のような目的に従って得られた成果は次の通りである。
1.多重降下競合学習により最適化特徴マップおよび色彩標本を得た。この色彩標本は、特定の画像に依存するものではなく、広いクラスの画像に対して汎用の能力を有するものとなっている。これは、情報圧縮を行ったことにもなっている。
2.最適化特徴マップの頂点を外部知性が与える指定に基づいて移動し、そこに色彩標本を埋め込んで別の静止画像を得ることができた。
3.情報圧縮済みの二つの静止画像を用いて時間的に線形補間を行い、中間のフレームを得て動画像を生成した。これは、ニューロコンピューティングが、仮想現実およびマルチメディアに手法を提供した初めての例となっている。
4.2次元の静止画像にz軸を与えて、3次元の動画像を生成するアルゴリズムを得た。これは、当初は計画していなかった成果である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Y.Matsuyama,et.al: "Penalized Learning as Multiple Object Optimization" Proc.Int.Conf.on Neural Networks. I. 187-192 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Matsuyama and M.Tan: "Digital Movies Using Optimized Feature Maps" Proc.Int.Conf.on Neural Networks. VI. 4000-4005 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Matsuyama,et al.: "Learning Optimization of Composite Cost" Proc.Int.Conf.on Neural Info.Processing. 3. 1431-1436 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Matsuyama: "Learning Algorithms Associated with Penalties and Human Intettigence" Proc.Int.Conf.on Artificial Neural Networks. 1. 547-560 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 松山,笹井: "最適化特徴マップと強制情報を結合したディジタル動画像の生成" 記号とパターンの統合処理ワークショップ論文集. 1. 83-88 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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