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日本語マニュアル文からの知識抽出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680347
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森 辰則  横浜国立大学, 工学部, 講師 (70212264)

研究分担者 中川 裕志  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (20134893)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード自然言語理解 / 語用論 / マニュアル理解 / 日本語相辞 / 日本語条件表現 / 制約論理プログラミング
研究概要

家電製品から専門的な計測機器まで,製品として市場に現れる全ての機器にはマニュアルが付属している.操作手順が複雑な機器が多い昨今,記述された操作手順と実際の機会の動作の一貫性を保つことや,国外向けのマニュアル作成のための翻訳作業などが非常に難しくなってきている.本研究では,上記の問題を解決する基礎技術として,日本語マニュアル文から操作手順などの知識を抽出する手法について検討した.特に,本研究では記述対象の領域知識には深く依存せず,逆に,言語表現自身の持つ語用論的制約を十分考慮する方式を研究した.
本研究によって得られた知見は,以下の通りである.
1.マニュアル文からの知識獲得システムに関する研究
構文解析器と論理型制約システムを組み合わせることにより,ゼロ代名詞の推定をおこなうためのシステムを構築した.
2.マニュアル文における条件表現に関する研究
個々の条件表現の性質により,主節の動作主を決定することができることを示した.
3.マニュアル文におけるアスペクト辞に関する研究
個々のアスペクト辞の性質により,文の動作主を決定することができることを示した.
4.論理型制約システムに関する研究
Prologプログラム変換に基づく論理型制約システムを構築し,これに否定表現を導入した.この否定表現が個々の言語表現の持つ制約を記述するにあたって有効であることを示した.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 森辰則,中川裕志: "Prologプログラム変換に基づくあるクラスの否定情報の扱える制約システム" 人工知能学会誌. 10(発表予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中川裕志,森辰則: "日本語マニュアル文におけるテイル,テアル,テオク,テシマウの語用論" 自然言語処理. (発表予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 森辰則,龍野弘幸,中川裕志: "日本語マニュアル文における条件表現「と」「れば」「たら」「なら」から導かれる制約" 自然言語処理. (発表予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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