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ソフトウェア開発保守のプロセスと支援環境の連係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680376
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報システム学(含情報図書館学)
研究機関京都大学

研究代表者

鰺坂 恒夫  京都大学, 工学部, 助教授 (30175864)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードソフトウェア開発環境 / ツール統合 / ソフトウェアプロセス / CASE / CSCW
研究概要

本研究は,プロセスの要素を支援環境のサービスと有機的に結合し,プロセスを制御するために環境を最大限に生かすしくみを明らかにすることを目的として行なった。プロセス(人間系)および支援環境(機械系)両者のサービスの相互作用を規則化することが主な課題である。
まずはじめに,支援環境においてすでに認識されていたデータ統合,制御統合,ユーザインタフェース(UI)統合,プロセス統合の4つの重要な統合サービス群の相互関係を明確にするため,人間,ツール,環境を極としてプロダクト中心,プロセス中心の双方のアプローチを説明できるモデルを開発した。その過程で,制御統合と対をなす第5の統合機能である「協調作業(CW)統合」の必要性を導いた。
次に,これら5つの統合サービスのそれぞれを,データやメッセージの意味的構成をかたちづくる「中身」サービスと,それを蓄積したり伝送したりする「器」サービスに分類し,合計10のサービスカテゴリを設定した。ソフトウェアエンジニアリングに関わる多くの標準,モデルやシステムは,そのいずれかに一意に該当することが確認でき,統合機能を理解するための明確な地図を与えたことになる。
これら10のサービスカテゴリを組み立てると,プロセスを統合した包括的環境の構造を設計できる。本研究では,プロセス統合環境内の相互作用として,プロセスエンジンによるプロセス記述の解釈実働と人間の意思決定による割り込み,中身サービスの相互呼び出し関係,管理サービスを支える器サービスへの相互作用などを同定することができた。
なお,新たに提案した協調作業統合については,役割層と人間層からなる開放システム相互接続に適合したモデルも併せて開発した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Ajisaka: "Interactions in a Process Framework Integrated with the CASE Enviroment" Proc.9th Int'1 Software Process Workshop. 71-74 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Ajisaka: "Meta-Integration for Process Integrated CASE Environments" KUIS Technical Report. 94-0005. 1-12 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 鰺坂恒夫: "ソフトウェアプロセスの載るCASE環境へ向けて" 情報処理学会ソフトウェアプロセス・シンポジウム論文集. (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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