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成長する情報通信ネットワークの信頼性と構築法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680396
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

高橋 幸雄  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (70016153)

研究分担者 牧本 直樹  東京工業大学, 大学院情報理工学研究科, 講師 (90242263)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード地域情報通信ネットワーク / 信頼性 / ルート選択
研究概要

本研究では、地域情報通信ネットワークを新たな加入者が加わることによって徐々に成長していくネットワークとして捉え、さらにネットワークを、スター状の回線ネットワークとツリー状の管路ネットワークの2重構造をしたネットワークと考えることによって、その信頼性と構築コストの関係を検討した。
まず、ネットワークの構造を具体的に検討することによって、ネットワークの信頼性と構築コストをつぎのような指標で捉えることがよいことが分かった。
・構築コストは総管路長で評価する
・加入者全体の故障率は総回線長で評価する
・故障の社会的影響は同一の管路に収容されている回線数の1.5乗和(積分)で評価する
さらに、新たな加入者が加わったときに、その加入者をどういう経路で局までつなげるかというルート選択ルールを、これらの評価尺度に関連したルート選択関数を最小にするルートを選ぶものとして与えることとした。このような前準備のもとで、シミュレーションにより多様なネットワークを多数生成し、ルート選択ルールと上記3評価尺度との関連を調べた。
その結果、ルート選択にあたっては、新設する管路が最短であるものを選ぶのがよいが、ただし、そのときに回線長や同一の管路に収容される回線数についても考慮することが効果的であること、また事前に基幹管路を敷設しておくことが効果的であることが分かった。これらの措置により、ナイーブな方法を採ったときに比べ、建設コストは3%ほど上昇するが、信頼性は30%ほど改善されることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山田孝子,能條哲,高橋幸雄: "ホ-トンの法則(河川の自然法則)の通信網への適用性" 電子情報通信学会論文誌B-I. J78. 9-16 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Yamada,S.Nojo and Y.Takahashi: "Horton's and Strahler's Laws(natural laws in riven networks)in tele communication networks" The Fundamental Role of Teletraffic in the Evolution of Tele communication Network,Elsevier. 1455-1464 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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