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大規模小売店舗火災における避難行動と防災システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680403
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関高崎経済大学

研究代表者

岸田 孝弥  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (00106262)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード大規模小売店舗 / 火災 / 防災システム / 避難行動 / パートタイマー / 消化器 / デパート / スーパーマーケット / 消火器等、防災設備 / デパート・スーパーマーケット / 「人的事故原因の調査・分析マニュアル」 / 大規模小売店舗火災 / 安全人間工学 / 防災設備 / 防災訓練 / 火災経験
研究概要

今日、わが国の大規模小売店舗においては過去の火災事故を教訓に導入された「適」マーク制度に基づき、年に2回以上の防災訓練が義務づけられているが、制度の主眼は防災設備の整備にあり、防災訓練などの内容についてはほとんど評価されていないのが実状である。平成2年に起きた長崎屋・尼崎店火災は従来とは異なり、意外にも内部事情に通じているはずの従業員に被災者が多く出た事故となった。その後詳細に分析してみると、同店ではパート・アルバイト社員を多く雇用しており、その被災者もパート従業員であることがわかった。実際、スーパーマーケット型の大店舗ではパート社員の雇用が進んでおり、売り場での役割も正社員並に担っているが、こと防災となると訓練の参加機会が得られないなど、身分の違いが防災意識の違いにも反映されている。
その検証として大店舗従業員を対象に防災意識に関する質問紙調査(高崎市,横浜市,熊本市の合計22店舗,調査対象人員3360人)を行った結果、職種以外の諸属性においても思った程防災意識が高くないことが示された。即ち、消化器・消火栓・避難用はしご・緊急避難口等の防災設備についてその設置場所と使用方法の熟知度を問うた設問ではほぼ全体系に男性>女性,40代・30代>その他,火災体験保持者>非保持者,正社員>パート・アルバイト,10〜15年勤続者>その他,訓練経験保持者>非保持者,役割担当者>非担当者との傾向は有意であったが、それらの設備の個数をクロスさせてみると、場所については4,3設備知っている者が7割近いの比して、使用となると1割強に過ぎなくなり、中でも火気使用者についてはその他の従業員と差が見られなかったことは、逆に意識の低さが問題であると言える。本研究ではこれらの結果を基に、特に意識の低い要件を従業員自身が確認でき、意識向上を図るための指標となるチェックリストの提案を目標とするものである。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岸田孝弥: "大規模小売店舗火災における避難行動と防災システムに関する研究" (社)日本経営工学会 平成8年度秋季大会予稿集. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KISHIDA,Koya: "A study on unti-fire system and evacation behavior in large scale retail store" Japan Industrial Management Association, Autumn Conference. (In pring). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岸田 孝弥: "大規模小売店舗火災における避難行動と防災システムに関する研究" (社)日本経営工学会平成8年度秋季大会予稿集. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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