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地下採石場の陥没に及ぼす地球潮汐のトリガー作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680419
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関東北大学

研究代表者

大竹 政和  東北大学, 理学部, 教授 (60203816)

研究分担者 西村 太志  東北大学, 理学部, 助手 (40222187)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードAE / 大谷石 / 陥没災害 / 地球潮汐
研究概要

栃木県宇都宮市郊外の大谷地区の地下には,良質な建設用石材として名が知られる大谷石(おおやいし)の長年の採石の結果,地下に夥しい空洞が残されている.このため,死者,家屋損壊を含む地盤陥没災害が繰り返し発生しているが,過去の陥没事故においては,その発生時刻と地球潮汐との間に高い相関関係が認められた.本研究では,これらの陥没の発生予測及び防災対策に資することを目的として,高精度の地震観測を実施してきた.微小規模の空洞破壊振動(AE)を捕らえ,地球潮汐に起因する応力変化とAEとの関係,AEの規模頻別度分布,波形スペクトルの特徴等を調べている.大谷地区のAE観測は平成6年9月より開始し,現在(平成7年3月)も継続中である.具体的には,大谷石採石場内に固有周波数2Hzの微小地震計を設置し,信号を増幅した後,サンプリング周波数100Hz,分解能14bitでA/D変換し,ノート型パソコンのハードディスクに連続で収録している.観測データは,研究室においてワークステーションに転送される.微小なAE波形記録はワークステーションのグラフィック画面上で拡大され,フィルタリング操作を施すことにより,効率よく地震動や人工的振動と区別し整理している.これまでの観測期間には,20Hzを越える高周波成分を含む,10^<-5>m/s程度の最大振幅,約0.6秒の継続時間を持つAEが観測されている.AEの規模別頻度分布,地球潮汐に起因する応力変化とAEの発生の相関関係等の統計的な解析は,観測終了後(平成7年4月)に行う予定である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tsuruoka.H,M.Ohtaka and H.Sato: "Statistical test of the tidal triggeving to earthquakes:contribution of the ocean tide loading effect" Geophys,J,int.(in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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