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ウランアルコキシドを原料とした微粒子UO_2粉末の調製

研究課題

研究課題/領域番号 06680459
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学一般・原子力学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 伊佐務  東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (20005987)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードウラン酸化物微粒子 / ウラン(IV)アルコキシド / 四塩化ウラン / 二酸化ウラン / ウランアルコキシド / 微粒子粉末
研究概要

ウラン(IV)アルコキシドの原料となるUCl_4を、UO_2粉末とCCl_4との反応で合成した。合成法として閉鎖系パイレックス管封入法、閉鎖系昇華沈着法、解放系昇華沈着法の3方法を試みた。このうち閉鎖系及び解放系昇華沈着法では、黄緑色の単結晶を得ることができた。これを粉末化しX線回析を行ったところ、UCl_4であることが確かめられた。
ウラン(IV)アルコキシドは、UCl_4とLi及びNaアルコキシドとの反応で合成した。このうちUCl_4とLiメトキシドとの反応では、Li_2 [U (OCH_3)_6]と思われる薄青緑色のスラリー上の物質が生成した。またUCl_4とLiエトキシドとの反応では、ウランエトキシドの生成は確認できなかった。一方、UCl_4とNaメトキシドとの反応では濃い緑色の沈殿を生じ、上澄み液はほぼ透明であった。この沈殿はU (OCH_3)_4であると思われた。またUCl_4とNaエトキシドとの反応では溶液は黄緑色となり、同色の沈殿が生じた。これはいずれもU (OC_2H_5)_4が合成されたためと思われた。
アルコキシド法によりウラン酸化物微粒子を調製するため、ウランアルコキシドがアルコールに溶解しているウラン(IV)エトキシドのエタノール溶液を使用し、これに微量の水を加えて加水分解を生じさせた。加水分解で生成したウラン酸化物の微粒子を遠心分離で取り出した後、乾燥させSEM観察を行った。その結果、サブミクロンオーダーの粒径が揃ったウラン酸化物微粒子が確認できた。
酸化物の粒子径は、加える水の量、溶液のpH、アルコキシドの濃度、熟成温度等に依存するが、今回はウラン酸化物微粒子がアルコキシド法により調製できることを確認することのみにとどめ、種々の条件の検討は今後の課題とした。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 三頭聰明: "Extraction of Am and Lanthanides with TBP from water-deficient nitrate medea" Journal of Alloys and Compounds. 213/214. 347-350 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 菅沼英夫: "混合溶媒中におけるTm^<3+>の化学的挙動の研究" 核理研研究報告. 27. 23-26 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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