• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自律分散型電力市場のモデル化と規制方策の評価

研究課題

研究課題/領域番号 06680467
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学一般・原子力学
研究機関京都大学

研究代表者

手塚 哲央  京都大学, 原子エネルギー研究所, 講師 (60163896)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード電力システム / 自律分散システム / 規制緩和 / 負荷適応料金制 / シミュレーションモデル
研究概要

本研究では,近年注目を集めている電力市場の自由化問題を取り上げ,発電事業者,需要家の詳細な行動モデルを組み込んだシミュレーションモデルを構築することを目的としている.以下に,本年度の研究実績の概要を要約する.
・まず,英国の電力市場の現状について文献調査を行い,その結果に基づいて,本研究で分析の対象とする電力市場の構造を定めた.すなわち,発電事業者としては,従来型の発電所の他に,小規模分散型のコージェネレーション,太陽光発電システムなどの市場への参入のモデル化を可能とした.また,需要家としては,実時間料金制の導入を前提とするため,料金制に対する行動の多様性を表現するためのパラメータを導入した.なお,送配電網については,規模の経済性を考慮して,一社独占の形態を採用した.
・シミュレーションモデルは,非常に大規模なものとなるため,種々のパソコン,ワークステーション上で分散的にシミュレーションすることを前提として開発した.購入したワークステーションはその分散的環境の構築のために利用した.
・現在までに,シミュレーションモデルの基本形の構築を完了し,従来,ゲーム理論やミクロ経済学などの分野で知られている種々の現象を発生させることに成功している.また,システムの長期的に安定な運用のために最低限必要とされる規制について検討し,とくに需要側の対応が重要となることを指摘した.最も問題となる電力価格については,何らかの原因で高騰したとしても,発電所建設のためのリ-ドタイム程度の時間で静定することがシミュレーションにより確かめられた.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 手塚哲央: "Simulation Model For Evalaation of Derequlation Effects in Electric Power System" Proceedings of the IFAC Conference on Integrated System Engineering. 185-190 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi