研究課題/領域番号 |
06680477
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大西 正視 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助教授 (80089119)
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研究分担者 |
石田 昭男 新潟大学, 理学部, 助教授 (30108013)
山本 靖 京都大学, 原子エネルギー研究所, 助手 (50158309)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 逆磁場配位 / 回転磁界 / 電流駆動 / 定常維持 / D-^3He核融合 / 逆磁界配位 |
研究概要 |
逆磁界配位(FRC)プラズマに外部より回転磁界を印加し、電流駆動を行い、配位の定常維持ができることを計算機シミュレーションおよび理論解析で明らかにした。回転磁界が浸透する間にプラズマ電流はジュール散逸によりある程度減衰するが、FRCが壊れる前に回転磁界はプラズマ内部まで浸透し初期配位に復帰させることが可能である。定常平衡を実現するには回転磁場強度にしきい値が存在するが、この値は軸磁場に較べて十分小さく(10%以下)であることが示された。回転磁磁場のモードがm=1,m=2いずれの場合もほぼ同じ回転磁界強度で維持が可能である。 回転磁場下でのFRCの定常平衡を電子・イオン2流体モデルで解析し、電子は回転磁場にほぼ同期して運動するがイオンは径方向流れにより駆動される方位角方向電流を担い、電子電流を相殺するのでなく、むしろ増大する効果があることを明らかにした。結果として得られる電流分布は高ベータ平衡上好ましいホロー分布になることが分った。 上述の計算機シミュレーション解析の論文に対して、1995年10月5日米国イリノイ大学シャンペーン校で開催された第16回IEEE/NPSS核融合工学シンポジュームにおいて理論分野の最優秀論文賞が授与された。
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