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2次生成粒子の光学特性と大気放射への影響

研究課題

研究課題/領域番号 06680493
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 環境動態解析
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 幹二  京都大学, 原子エネルギー研究所, 教授 (40027123)

研究分担者 笠原 三紀夫  京都大学, 原子エネルギー研究所, 助教授 (80027143)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード2次生成粒子 / 光学特性 / 太陽放射
研究概要

1.Mieの光散乱理論に基づく粒子光散乱計算コードを整備し、種々のエアロゾル粒子とくに内部、外部混合状態の粒子の光学特性あるいは視程などの計算が可能となった。
2.既存の太陽放射計算コード(LOWTRAN 7)の実用性を、直達および散乱放射量さらに視程の観測値との対比によって検証し、とくに成層圏エアロゾルについて、その粒度分布、粒子濃度、光学特性(複素屈折率)の太陽照射強度に対する影響をみるための数値計算を行った。標準的な粒子の場合、濃度が現在の10倍程度になったときの地表太陽照射強度の減少は約8W/m^2、複素屈折率の影響は実際的に想定される範囲では1W/m^2のオーダーと推算された。
3.いおう成分ガス、とくにDMSについて、そのガスクロマトグラフ、分光光度計、PIXE法による定量性の検討を行い、さらに流通型スモッグチャンバーとバッグにより種々の湿度条件での光化学的粒子生成に関する予備的実験を行って、DMSの粒子転換速度を求めた。転換速度は10^<-4>hr^<-1>のオーダーで2酸化いおうよりもおおむね2桁低くなったがこれについてはなお検討の余地がある。
今後は種々のガスを含む多成分ガス系についての実験を行い、その反応動力学と生成粒子の特性について検討を続行する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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