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貧毛類を利用した中空糸膜分離活性汚泥法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06680546
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 環境保全
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

長岡 裕  武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (90207986)

研究分担者 綾 日出教  武蔵工業大学, 工学部, 教授 (60010675)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード膜分離活性汚泥法 / 貧毛類 / 膜のファウリング / 活性汚泥法 / 中空糸膜
研究概要

実験装置は平塚市日向岡団地下水処理場内に設置し,処理原水として同処理場への流入汚水を用いた.処理原水は処理場内の曝気沈砂地より取水ポンプで取水した後,自動微細目スクリーン(目開き1mm)にて繊維質等を除去し,原水槽に貯留した後,曝気槽内へ供給した.曝気槽内水温はリボンヒ-タを用いて20℃前後に制御した.貧毛類としてはツリミミズ科のシマミミズ(Eisenia foetida)(延岡旭繊維社製)を用い,NaHCO_3(流量7.5mLh^<-1>濃度10〜20gL^<-1>)を定量ポンプを用いて流入させ,pHを中性付近に保った.使用した中空糸膜は三菱レイヨン社製MF膜であり,膜モジュールはループ状に束ねたものを用いた.
本実験では貧毛類を投与するモジュールと投与しないモジュールの平均特性をとり比較検討するため,槽内にそれぞれ2基のモジュールを設置した.また槽内のモジュールの位置による影響を知るため,上層と下層に設置した.槽内は貧毛類の移動を防ぐため金網で二分した.また,HRT(6〜7時間)を保つため,2基の補助膜も設置した.補助膜は常時,水洗浄を行った.逆洗は行わず,5分間吸引5分間停止の間欠運転とした.エア-量は10Lmin^<-1>である.実験期間中のC0D_<Mn>容積負荷は0.2〜0.3gL^<-1>day^<-1>であった.
シマミミズ(体長4〜6cm)を,一旦シャーレ内で個体数を確認した後,装置から取り出した膜モジュールに移植し,再びこの膜モジュールを曝気槽内に浸漬した.投与するシマミミズの個体数は,膜面に付着した汚泥の状況を見ながら段階的に増加させた.体重0.4〜0.5gのシマミミズを使用した場合,個体密度500匹m^<-2>で汚泥の分散効果があることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 新井一仁: "中空糸膜モジュール内に棲息した貧毛類による膜付着汚泥分散効果" 環境工学研究フォーラム講演集. 67-69 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 新井一仁: "膜分離活性汚泥法における貧毛類の膜堆積汚泥分散効果" 土木学会第49回年次講演会講演集. II-B. 1082-1083 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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