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大腸菌外膜リポタンパク質の外膜への局在化機構

研究課題

研究課題/領域番号 06680579
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

松山 伸一  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (50183108)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード大腸菌 / タンパク質局在化 / リポタンパク質 / 外膜
研究概要

タンパク質膜透過の研究が進んでいるのに対して、膜透過後の局在化機構に関する知見がほとんど得られていないのは、それを解析できる系が確立されていなかったためである。申請者は、大腸菌のスフェロプラスを用いて外膜リポタンパク質(OLP)の外膜への局在化機構を解析できる系を確立し、OLPの外膜への局在化に関与する因子としてペリプラズム空間に局在化する20kDaタンパク質(p20)を見出し、本研究で次のことを明らかにした。
(1)p20は、種々のOLPと1:1の可溶性複合体を形成し、OLPを細胞質膜から遊離させた。p20と複合体を形成したOLPはin vitroで選択的に、しかも生理的な構造で外膜へ局在化した。この結果は、p20がOLPを選択輸送スルキャリアータンパク質であることを示している。
(2)脂肪酸で修飾されるCys残基の次のアミノ酸がAspのリポタンパク質は細胞質膜にとどまり、Asp以外のリポタンパク質は外膜へ局在化する。p20はこの一つのアミノ酸残基の違いによってリポタンパク質を選別して、外膜リポタンパク質とのみ可溶性複合体を形成し、細胞質膜から遊離させることを明らかにした。
(3)申請者は、OLPのアセンブリーに関与する外膜レセプタータンパク質の存在を示唆する結果を得、さらに、界面活性剤で可溶化した外膜タンパク質を用いてプロテオリポソームを調製したところOLPのアセンブリー活性を再構成することに成功した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松山伸一: "大腸菌リポタンパク質の局在化機構" 蛋白質・核酸・酵素. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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