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哺乳類細胞の組換えにおけるトポイソメラーゼの関与

研究課題

研究課題/領域番号 06680694
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

小山 秀機  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 教授 (40085626)

研究分担者 荒谷 康昭  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (30192470)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード動物細胞 / 組換え / トポイソメラーゼ / ベクター / ジーンターゲテイング
研究概要

我々は、動物細胞の組換えにおけるトポイソメラーゼの関与を検討している。一昨年、CHO/APRT^-細胞にaprt遺伝子由来ベクターを導入した後、トポイソメラーゼII(topII)阻害剤で処理すると、ベクターの相同および非相同的組換えが促進される現象を見いだした。topII阻害剤には、作用の異なる3種類の薬剤が知られている。当初、VP-16とICRF-193を用いたが、今回m-AMSAで同様の効果を見いだし、促進現象がtopIIの阻害によることが明らかにした。
今回、遺伝子治療への可能性を追求するため、ヒト奇形腫細胞株PA-1を細胞モデルに用いて、再検討を行った。その結果、この細胞系でも3種のtopII阻害剤で、より高い非相同組換えの促進を見いだした。特に、pSV2CATを導入しtopII阻害剤で処理したが、阻害剤処理と未処理でCATの発現量に差がなかった。この結果から、核内に取り込まれたベクターの量に差がないが、ベクターが染色体へ組込まれるステップにtopII阻害剤が作用していることが示唆される。現在、染色体に組込まれたベクターの構造、特にゲノムとベクターの接続点を解析し、topIIの認識配列との関連を調べつつある。
topIIにはαとβのアイソフォームが存在する。2種のフォームの組換えおよび細胞周期における役割を直接解析するため、ジーンターゲティングにより遺伝子破壊を試みた。まず、クローン化したマウスtopIIα遺伝子を用いてターゲティングベクターを作成して、マウスES細胞に導入し、ターゲットされたクローンのスクリーニングを行っている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Aratani,T.Ando,H.Koyama: "Effects of topoisomerase inhibitors on nonhomologous and・・・・・・" Mutation Research. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小山秀機: "実験医学別冊「培養細胞実験法」黒木・許・千田編" 羊土社, 243 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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