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ラミニンの機能シグナル移植による機能シグナル再構成系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 06680710
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関大阪府立母子保健総合医療センター・研究所

研究代表者

前田 利長  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 病因病態部門, 研究員 (20250342)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワードシグナル移植 / IKVAV配列 / 細胞接着 / 遺伝子工学
研究概要

基底膜の主な構成成分であるラミニンに存在するIIe-Lys-Val-Ala-Val(IKVAV)配列は細胞接着活性の他に細胞伸展活性、細胞増殖活性、コラゲナーゼIV合成の増加作用を持つことが報告されている。そのIKVAV配列を遺伝子工学を用いて、バクテリアの免疫グロブリンG(IgG)結合蛋白質であるプロテインA分子上に移植した組み換え蛋白質を3種類作成した。プロテインA分子のN末端にIKVAV配列を持つもの、3番目のIgG結合領域中に持つもの、そして、C末端部分に持つものである。それぞれのをプラスチックプレート上にコートし、線維芽肉腫(HT1080)細胞、横紋筋肉腫(RD)細胞、メラノーマ(B16F10)細胞、クロム親和性(PC12)細胞が接着するか、接着後伸展するか、また、PC12細胞では接着後神経突起の伸展が見られるかどうかを調べた。HT1080細胞、RD細胞、B16F10細胞は共に、3種類のIKVAV配列移植プロテインAには接着できなかった。一方、コントロールのGRGDSP配列移植プロテインA(インテグリンαvβ3で認識される)やEILDVPST配列移植プロテインA(インテグリンα4β1で認識される)には接着し、伸展した。また、PC12細胞は、シグナルを移植したプロテインAにもシグナルを移植しいないプロテインAにも接着したため、移植シグナルを介しているかどうかは判断できなかった。
今後、機能シグナルを移植する蛋白質をPC12細胞の接着しない蛋白質に変えて、同様の実験をする予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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