研究課題/領域番号 |
06680871
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
宇山 親雄 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 部長 (30026059)
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研究分担者 |
水田 忍 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 流動研究員
渡部 浩司 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 室員 (40280820)
浦山 慎一 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 室員 (10270729)
杉本 直三 国立循環器病センター研究所, 放射線医学部, 室長 (20196752)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 3次元表示 / 肺動脈血管枝 / SPECT心筋像 / 冠状動脈造影像 / MR像 / 心筋タギング / マッチング法 / 大動脈弓部 / 人工心臓 / 胸腔3次元モデル / 2画像の3次元的重ね合わせ / 大動脈弓3次元表示 / 大動脈瘤 / 肺血流循環領域 / 肺野領域 / 肺動脈塞栓症 |
研究概要 |
(1)肺血栓塞栓症における血液循環領域の割合の推定 肺SPECT画像は肺循環領域を表わし、肺X線CT像は肺野領域を描出する。そこで両者の得意な描出能力を利用して肺野領域内における肺循環領域の割合をもとめ、同時に両者を重ね合わせ表示し、循環不良領域を明示した。本方法を6症例に適用しその有効性を確かめた。(2)肺血栓塞栓症の診断支援のための肺動脈血管枝の3次元表示 直交する2方向から得られた肺血管造影像から、血栓塞栓症を呈する肺血管走行の3次元構成を行う方法を開発した。本方法は簡便な方法であり、血管枝走行の3次元的把握が容易に行えるようになった。今後適用症例を増やしたい。(3)虚血性心疾患患者の造影冠動脈像とSPECT心筋像の重ね合わせ表示 両画像を直接3次元的に重ね合わせるのは困難なので、左心室造影像を両画像に合わせた後、両画像を合わせる方法をとった。7症例について本方法を適用し良好な重ね合わせ結果を得た。(4)MR心筋タギング像を対象とした心筋収縮の時系列解析 従来のタグ間隔の半分以下のタグ間隔を印加し、100ミリ秒3画像を1組として、時間的に連続する4組の画像を対象とした。これにより心拡張末期から50ミリ秒毎に400ミリ秒間の撮影が可能となった。今後1心拍にわたる画像収集を試みると同時に心筋力学との関係を検討する。(5)標準脳像を介した多種断層像の像重ね合わせ 局所マッチング法を開発し、異なる被験者間の画像マッチングを検討した。まず各被験者で同一平面と思われる画像を対象に本方法を適用し、これまでよりよい結果を得た。今後は3次元画像への適用を検討したい。(6)MR直交3断層像の重ね合わせによる大動脈の3次元構成 大動脈弓部を対象とし、直交する3方向からの各枚数の断層像を基に大動脈の3次元表示を行った。血管心線を求め、心線上に一定間隔に心線に垂直な平面を設定しそれへの血管輪郭の投影を行い、面を張ることにより大動脈弓表示をした。
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