• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

初期ラッセルの言語哲学における構成主義的性格についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710001
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 哲学
研究機関北海道大学

研究代表者

中川 大  北海道大学, 文学部, 助手 (40237227)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード命題 / 命題関数 / 記述 / ラッセル
研究概要

近年急速な展開を見せているラッセル研究に対応するため、関連文献の収集に努めた。第一次資料となるラッセル自身の著作については、現在刊行中のRoutledge版の論文全集を中心に、新たに出版される遺稿集や書簡集、既刊書の新訂版を極力網羅的に収集した。参考文献となる研究書・雑誌論文については、ラッセル研究に実績のある研究者の仕事を系統的に追うことができるようにすることを優先して収集した。
平成6年度には、ラッセルの論文全集の第4巻が刊行され、1903年から1905年にかけてのラッセルの草稿が手軽に読めるようになった。いわゆる記述理論成立の事情等をめぐって、活発な議論が始まることが予想される。こうした状況をうけて、具体的な研究としては、ラッセルの残したテクストの厳密な研究を前提に、N.Cocchiarellaによるタイプ理論を中心とした初期ラッセル研究、P.Hyltonによる英国観念論を視野に入れた初期ラッセル研究、F.A.Rodriguez-Consuegraによる初期ラッセルの数学・論理学の哲学の研究、I.Grattan-Guinessによる集合論成立史をふまえた初期ラッセル哲学研究を系統的に整理し、それらの成果を基礎に、初期ラッセルの命題論と命題関数論を再構成し、それがラッセル哲学においてどのような位置を占めているか、また、現代の哲学的問題にどのような関わりを有するかを検討した。とりわけ、記述理論と命題関数との関わりについて、その成立にさかのぼって研究する手掛かりが、先に触れた全集第4巻の刊行とあいまって手に入れられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中川大: "私はいかにしてあなたと同じことを考えたのか-二つの素朴なコミュニケーション観をめぐって-" 理想. 654. 50-59 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi