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Vakyapadiya第二章注釈文献のデータベース化とvakya論の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06710010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 印度哲学(含仏教学)
研究機関広島大学

研究代表者

本田 義央  広島大学, 文学部, 助手 (80253037)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードインド文法学 / Vakyapadiya / Bhartrhari
研究概要

本研究は,Bhartrhariの著作 Vakyapadiya第二章Vakyakandaの注釈文献を題材とし,次の1と2の方法により,彼のvakya論を解明することを目的としていた.
1.現存二注釈VrttiおよびTikaのパーソナルコンピュータ上でデータベース化.
2.1によって得られたデータを用いた校訂テキストおよび翻訳の作成.15EA04:まず,1.に関しては,既に入力を終えていたVakyapadiya偈頌テキストにVrttiおよびTikaを追加する形式でおこなった.Tikaよりも難解でテキストの状態もよくないが故により早急なデータベース化が必要であったVrttiの入力作業は一応終了した.一方Tikaに関しては,未入力の部分を残している.それは,作業の過程で,sphota論が扱われているVakyapadiyaの第一章Brahmakandaの関連部分のデータ入力が必要になり,この作業を優先したためである.なぜなら,Bharthariのvakya論はsphota論と深く関係しており,vakya論の理解のためにはsphota論の理解が不可欠であることがあきらかになったからである.また当初の計画ではMahabhayadipikaのテキストデータ化も計画していたが、これは遺憾ながらごく部分的にしか実現できなかった。2に関しては、研究発表の項の下に挙げた二編の論文として発表されている。特に翻訳解説研究の第一部である「VakyapadiyaII研究(1)」においては、Bhartrhariが第二章の第一偈と第二偈において列挙する八つのvakya定義それぞれの性格をTikaの理解にもとづいて明らかにし、またVrttiの著作者に関する問題に対しても若干ではあるが資料を提示することができた。今後は、本研究によって得られたデータの校正、また新規の入力を進めるとともに、翻訳研究を継続する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 本田 義央: "インド文法学における語自体(sabdasvarupa)について" 哲学. 46. 86-97 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 本田 義央: "Vakyapadiya II研究(1)" 広島大学文学部紀要. 54. 62-81 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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