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規範的行動模型を基盤とするオペラント行動記述予測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 06710030
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

高橋 雅治  北海道大学, 文学部, 助手 (80183060)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードオペラント / 選択行動 / セルフ・コントロール / 2次性強化 / 有限オートマトン
研究概要

本研究では、まず,1.本科研により購入された設備を用いて,有限オートマトンに基づく行動模型にそってオペラント行動のデータを処理するためのコンピュータ・システムが実現された。次に、2.「強化の正負がヒトの選択場面におけるセルフ・コントロール反応の変容に及ぼす効果」に関する実験的研究が行われた。その過程で,強化の正負が選択行動に及ぼす効果を分析するための新しい手法が開発された。さらに,大学生を被験者とした実験の結果,ヒトの選択場面におけるセルフ・コントロール反応は,得点などの2次性強化子を用いた場合であっても,強化の正負により出現頻度が異なる可能性が示唆された。そこで,この結果は,Learning & Lotivation(印刷中)に発表された。さらに、3.「ビジランス事態におけるサルの選択行動に関する実験的研究」が行われた。その結果,有限オートマトンに基づく弁別課題の構造的な特徴の差異により,カニクイザルの選択行動は大きく異なるという新しい知見を得た。そこで,この結果は,Behaviour Processes(1994)に発表された。また,4.実験研究の過程で新しい給餌装置も開発され,その成果はBehavior Research Methods,Instruments,& Computers(印刷中)に発表された。さらに,5.本科研により購入されたデータ処理補助やソフトウエアを用いて,それらのデータを規範的行動オートマトンと比較することにより,ヒトおよびサルにおける行動変容の一般原理を明確化することが現在試みられている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] M.Takahashi: "Concurrent schedvle control of monkey's observing during vigilance." Behavioural Processes. 32. 133-146 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takahashi: "A low cost universal feeder." Behavior Research Methods,Instruments,& Computers. 27(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takahashi: "Human self-control:Effects of type,amount,and delay of reinforcer." Learning & Motivation. 26(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋雅治: "ヒトはどこを見るか:信号出現頻度比による予測" Hokkaido Behavioral Science Report. 73(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中島義明: "心理学辞典(学習関係の25項目)" 有斐閣(印刷中), (1997)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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