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自然カテゴリの概念における属性間の因果関係についての信念に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710049
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関二松学舎大学

研究代表者

改田 明子  二松学舎大学, 文学部, 専任講師 (80192532)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカテゴリ / 属性 / 人工物 / 自然種 / 概念
研究概要

自然カテゴリの属性間の因果的関連についての信念の構造について調べるために、以下の4調査を行った。用いたカテゴリ語は、複雑な人工物、単純な人工物、生物(自然種)、非生物(自然種)、それぞれ熟知度の高い項目と低い項目を3語ずつ24語である。被験者は、すべて男女大学生である。
[調査1]機能、専門家の意見、外見、本当に○○であること、の4属性のうちの2属性の組み合わせについて、一方が肯定的で他方が否定的になっているものの記述を作り、そのようなものが現実にあり得るかどうかの評定を行った。
[調査2]調査1において、被験者は専門家としてどのような知識の所有者をイメージしたかを調べるために、それぞれのカテゴリ語の専門家について、売る人、作る人、売る人、内部の仕組みを知っている人、使い方を知っている人、外見を知っている人、ある場所を知っている人の6個の記述について、それぞれの項目の専門家が、どの程度イメージに合うかについての評定を行った。
[調査3]調査2で調べた専門家が、本当に○○かどうかをどの程度知っていると考えるかについて、評定を行った。
[調査4]それぞれの専門家の知識の相互関係についての信念を調べるために、ある専門家がそれ以外の専門家の属性を持っている程度についての評定を行った。
以上の4調査の結果を総合的に検討し、属性相互の因果関係について、大学生の持つ信念の構造を考察した。その結果、自然カテゴリの概念には、属性相互の関連の強さの違いと因果的方向性が存在すること、専門家イメージはカテゴリ領域によって異なるが、専門家のイメージに近い知識の所有者ほどその事物のカテゴリ所属についての真実を知っていることなどの信念の構造が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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