• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

グループ協同学習の有効性を規定する要因について

研究課題

研究課題/領域番号 06710065
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関福島大学

研究代表者

飛田 操  福島大学, 教育学部, 助教授 (60218716)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードグループ協同学習 / 小集団課題解決 / 成員の満足度 / 成員の課題解決能力 / 集団討議
研究概要

本研究の目的は、課題解決能力から見たときの成員の能力の均質性・異質性がグループ協同学習事態における集団の課題遂行と集団活動に対する成員の満足度に及ぼす影響について、実験的に解明することにあった。
大学生6から7名を一つのグループとし、このグループ単位で実験が行われた。実験手続きは、基本的には、(1)個人の課題解決能力の測定、(2)集団討議によるグループでの課題解決、(3)満足度を中心とした従属変数の測定、(4)実験者による正解の発表と集団過程についての説明、という4つのステップによりなされた。
集団レベルでの分析の結果、事前の個人の課題解決能力が高い成員からなるグループにおいて、そのグループのパフォーマンス(グループによる正解数)も高くなること、課題解決能力から見たときの成員の能力の均質性に関わらず、自分がグループでの活動に貢献したと自己評価している成員ほど、グループ活動に対しての満足度も高く評定する傾向にあることが見いだされた。これらの知見は、従来の集団過程に関する整合性を考慮する上で、興味深いものであった。今後は、個人レベルでの分析と併せて、両者を統合する形での議論の展開が求められているといえよう。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 飛田 操: "集団成員の資源の等質性・異質性が集団過程に及ぼす影響" 日本社会心理学会第35回大会発表論文集. 158-161 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi