• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「あいまい」な情報下での意思決定過程の分析とその心理モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 06710069
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

竹村 和久  筑波大学, 社会工学系, 講師 (10212028)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード意思決定 / あいまい性 / 心理モデル / 不確実性 / 選択
研究概要

本研究では、「あいまい」な情報下において、社会的行動における意思決定過程がどのような様相を示すかを分析し、その過程の心理モデルを作成することを主目的とした。
本研究では、まず、我々が意思決定において情報の曖昧性を感じるのはどのような状況なのか、あるいはどのような情報に曖昧さを感じるのかを質問紙法や面接法によって明らかにした。つぎに、種々の通信メディア状況(電話、映像通信、体面)で曖昧な情報が提示されたとき、どのような意思決定をするのかを心理実験によって、明らかにした。その結果、曖昧な情報が提示された時の意思決定は、どのような通信メディアを用いても、系統的なバイアスがあることが明らかになった。また、情報モニタリング法を用いた過程追跡実験では、曖昧な情報下において、どのような意思決定のプロセスを経るのかを明らかにすることができた。これらの検討の結果、曖昧な情報下において、人々は、特定の情報への注目を行ったり、曖昧な情報の主観的な解釈を行ったりすることによって、フレーミング効果や選好逆転などのバイアスを生じさせることが明らかになった。最後に、これらの研究結果をもとにして、曖昧な情報下においての意思決定過程の定性的な心理モデルを作成した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi