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直接体験を伴わない知識獲得の認知的特徴

研究課題

研究課題/領域番号 06710085
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関帝京大学

研究代表者

馬場 久志  帝京大学, 文学部・心理学科, 講師 (30208714)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード知識獲得 / 信念システム / 説明論理 / 新しい学力観
研究概要

次の諸点を中心に並行して研究が行われた。
1)知識獲得に関する知見の収集と「新しい学力観」における知識獲得評価の検討
直接体験しない知識獲得の際に大きな変動要因となる学習者側の認知特性についての諸知見を収集、整理した。特に問題解決における概念バグの出現に影響すると考えられる信念システムについて、心理学の隣接諸領域の文献・記録資料からの知見が収集できた。これらを基礎に、学校教育の現場において現在解明が急がれている「新しい学力観」に対して、知識獲得特性の視点から検討を加えた。
2)社会事象に対する説明論理の実験的調査
日常身近ではあるが直接関与していない社会的な事象についての説明のあり方について、実験的な調査を行った。今回は、直接の関与を持たない存在でありかつ知識獲得の途上にある児童に対する資料を収集した。田丸(1989)の対話法を発展させた個別面接によるデータ収集とするため、都内2ヶ所の児童館において小学校各学年児童を対象として、お金の流通に関する題材を取り上げ、対話的な回答の収集を行い、結果を記録した。子どもの社会認識と説明論理との心理学上の両研究課題に関わる資料が収集でき、特に「わからない」と戸惑いを示した被験児の分析から発達的傾向が示唆されている。継続した追加調査が計画されている。
3)自動化された解答に対する説明論理の実験的調査
既習の人にとっては解答や解決手続きが自動化されているものを題材に、その根拠について説明を求めた。今研究では初段階として題材の吟味を行い、数学的関係や自然事象、社会事象のいくつかについて有効性が認められた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 馬場久志: "新しい学力観を考える" 青少年問題. 42巻3号. 26-31 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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