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青少年のパーソナリティ形成における性差と“思春期効果"に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710154
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関大阪大学

研究代表者

亀山 涼子  大阪大学, 人間科学部, 助手 (70224699)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード性差 / 思春期 / 性役割 / 自己概念
研究概要

本研究の目的は、児童期から青少年期にかけて拡大する生活意識上の性差の実体と、性差が拡大する「思春期」という成長段階の特徴を、自己および自己の身体、さらには異性や恋愛に対する意識に注目して明かにしていくことにある。こうした目的の下に、平成5年度に大阪府吹田市内の小学生・中学生を対象に質問紙調査を実施したが、今年度はその調査をもとに、高校生対象の質問紙調査を作成し、同じく吹田市内の高等学校の協力を得て質問紙調査を実施した。調査内容は、家庭生活・学校生活・余暇生活・マスメディア接触などの生活実態と、自己概念・ライフスタイルに関する価値観・性役割意識・身体意識・性や恋愛に対する関心、将来展望などの生活意識の、2つの領域に大きく分けられる。
高校生の回答を小・中学生調査と比較しつつ分析した結果、主として以下のような点が明らかになった。
(1)自己概念:小学生から中学生になるにつれて、女子の場合自己に対する否定的なイメージが強まる傾向があるが、高校生女子の回答は中学生女子とほぼ同様の傾向を示している。
(2)身体意識:小学生から中学生になるにつれて、自分の顔やスタイルに関心を抱き、不満に思う女子が増える傾向にあるが、その傾向は高校生になると一層強まる。
(3)性アイデンティティ:「女に生まれてよかった」という意識をもつ女子の割合は、小学生よりも中学生の方が少なくなり、女性という性アイデンティティーについて否定的な意識が高まる傾向がみられるが、高校生では、否定的意識が弱まり、女性であることを肯定的に受け入れる者が割合がふえる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-03-31   更新日: 2016-04-21  

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