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石器時代におけるサヌカイト原材獲得方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710231
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関島根大学

研究代表者

竹廣 文明  島根大学, 汽水域研究センター, 助手 (60252904)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード石器時代 / サヌカイト / サヌカイト原材 / サヌカイト原産地 / 金山 / 五色台 / 原産地 / 石材獲得
研究概要

本研究では,次の点について研究を実施し,以下の研究成果が得られた。
1.サヌカイト原産地の調査
(研究内容)香川県五色台および金山周辺サヌカイト原産地の実地分布調査を1週間にわたり実施した。
(研究成果)新たな知見として,従来縄文時代以降のサヌカイト採取地しか確認されていなかった金山周辺において,今回の調査で,旧石器時代においてサヌカイトを採取した可能性の高い地点が存在することが明らかとなった。
2.サヌカイト消費遺跡の調査
(研究内容)中・四国地方のサヌカイト消費地遺跡10遺跡について,(1)使用石材,(2)サヌカイト製石器の比率と種類,(3)サヌカイト原材の形態などの特徴および出土状況などの項目について実地観察による検討を実施した。
(研究成果)新たな知見として,従来島根県隠岐島産黒曜石をほぼ100%使用しているといわれた島根半島においても,サヌカイトが一定量つかわれていることが明らかとなった。
3.サヌカイト原産地および消費遺跡で収集した資料の分析・比較検討
(研究内容)1.サヌカイト原産地と2.サヌカイト消費遺跡の調査で得たデータの分析・比較検討を実施した。
(研究成果)新たな知見として,今回発見した金山旧石器時代石材採取地点の資料の検討によると,縄文時代以降の石材採取地点が石材の採取に中心があるのとは様相が異なり,石器素材剥片の生産や石器の製作もおこなっていることが判明した。五色台旧石器時代石材採集地点との比較が今後の課題として生まれてきた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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