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動物遺存体同定の基準となる骨格図鑑の作成

研究課題

研究課題/領域番号 06710237
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関いわき短期大学

研究代表者

山崎 京美  いわき短期大学, 幼児教育科, 助教授 (60221652)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード考古学 / 動物遺存体 / 同定 / 骨格図 / イヌ / 大型魚類 / 画像データベース
研究概要

1.骨格標本作製用魚類および日本犬の収集
(1)大型魚類として軟骨魚類8種と、硬骨魚類では10種の合計18個体を購入した。また日本犬では、紀州犬1頭のみ収集した。ただし、この紀州犬は血統等のデータが不明であることから、本標本以外に国立科学博物館所蔵の日本犬の計測と写真撮影を行うことにより日本犬の種類別の特徴を把握することにした。
2.骨格標本の作製
(1)魚類は魚類学者の協力によって同定した後、骨格標本を作製した。
(2)紀州犬は骨格を作製する前に、筋肉と骨との関係を把握する目的から、動物学者により解剖についての指導を受け、その後、骨格標本を作製した。
3.骨格部位の描画
(1)軟骨魚類は歯と椎体を描画し、さらに椎体はX線写真撮影を行い、椎体内の模様をトレースした。硬骨魚類は同定に有効な形質をもつ顎骨を中心として描画した。今回の研究により、考古学でこれまでサメ類と一括されてきた遺存体について、歯と椎体の形質から種や属名が明らかになる可能性がでてきた。
(2)イヌは、今回得た紀州犬1頭分と科学博物館所蔵の日本犬頭骨の写真から描画を行った。今回の研究では他の哺乳類に対するイヌの特徴は調査できたが、日本犬内の比較検討までは達することができなかった。
4.画像データベースの作成準備
(1)描画した骨格図は画像データベースに取り込み、データベースの基礎資料の蓄積を行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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