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江戸・明治期における一斎点を中心とした漢文訓読語法の国語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710246
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関名古屋大学

研究代表者

齋藤 文俊  名古屋大学, 情報文化学部, 講師 (90205675)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード国語史 / 江戸時代 / 明治時代 / 漢文訓読 / 佐藤一斎 / 一斎点
研究概要

一斎点という、極めて特徴的で、しかも広範囲に影響を与えた訓読法に焦点をあて、江戸後期から明治期にかけての漢文訓読語法を整理することがこの研究の目的である。このため、まず、東京大学付属図書館・東京都立中央図書館・聖書図書館などを訪ね、また、マイクロフィッシュを利用して以下の1〜4のような調査を行った。
1.佐藤一斎によって訓点を付けられた、一斎点『論語』の訓点を調査し、一斎点に特有な訓読法を7点にまとめた。
2.次のような、一斎点以外の資料の訓読法の中から、上記7点の特徴を持つものを取り上げ、さらにその付訓者と佐藤一斎との影響関係についても調査した。
(1)『論語』
(2)『史記評林』・『文選』・『孝経』・『壮子』など、『論語』以外の漢籍
(3)漢訳の聖書に訓点を付した『訓点新約全書』
3.『佳人之奇遇』・『花柳春話』など明治初期の漢文訓読体の小説の中にも、一斎点と同じ語法が見られることを確認した。
4.一斎点の訓読法を批判している記述を、『訓点復古』・『漢文和読例』などの資料、また、言文一致について述べた資料の中から取り出し、整理した。
上記によって得られた調査結果を、パーソナルコンピュータに入力し、各語法ごとのデータベースを作成した。これによって、一斎点をめぐる資料間の影響関係が明確になり、江戸後期から明治期にかけての漢文訓読語法を整理していく見通しが得られた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 齋藤文俊: "明治初期における漢文訓読体" 情報文化研究. 1. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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