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格助詞「が」「の」の歴史についての文献・方言対照的方法による研究

研究課題

研究課題/領域番号 06710250
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関東北大学

研究代表者

小林 隆  東北大学, 文学部, 助教授 (00161993)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード格助詞 / が / の / 文法史 / 方言国語史 / 『方言文法全国地図』
研究概要

この研究では、格助詞「が」「の」の歴史について、文献国語史の成果に方言国語史の成果を対照・総合し、全国規模の歴史を構築することを目的とした。文献国語史と方言国語史とを有機的に統合する試みは文法の分野では新しく、今後の研究のための方法論の開拓を行なうことも意図した。このため、次作業を行なった。
1.従来の研究成果の整理:特に、文献国語史上の成果について整理を行なった。すなわち、これまでさまざまに研究されてきた「が」「の」の歴史についての情報を整理し、そこから各時代を通じての記述に必要な観点を抽出する試みを行なった。また、各地の方言記述や『方言文法全国地図』の当該項目から得られる「が」「の」についての知見を収集した。
2.調査項目の構築:上記1の作業をもとに、「が」「の」の歴史の考察に必要な文献国語史的・方言国語史的観点を包括的に整理することを試みたが、上記の作業が未完了のために、十分進展させることができなかった。
3.準備的調査の実施:「が」「の」について方言的に問題となりそうな数地点で、上記1・2の成果を利用しながら準備的な調査を実施した。この結果は、ふたたび上記2の作業のために活用する予定である。
4.他の格助詞についての検討:格助詞研究の一環として、「が」「の」のほかに、歴史的変遷としてはより単純な「へ」「に」に考察を加え、一定の成果を得た。これを一つの雛形として、「が」「の」の考察を進めたい。
今後、この研究での成果をもとに、文献国語史的・方言国語史的観点の包括的な整理を完了させ、調査項目の体系的構築をめざしたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小林 隆: "東北方言における格助詞「サ」の分布と歴史" 東北大学文学部研究年報. 44. 1-28 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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