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方言における活用の記述的研究-全国方言の動詞・形容詞・助動詞の活用-

研究課題

研究課題/領域番号 06710251
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関国立国語研究所

研究代表者

大西 拓一郎  国立国語研究所, 言語変化研究部, 研究員 (30213797)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード活用 / 方言 / 活用の類 / 通時的研究 / 通時的対応
研究概要

全国の方言の活用に関して,用言のみでなく,付属語としての助動詞もふくめて,臨地調査に基づく具体資料から,包括的に記述を行った。そしてこの記述を通して,「活用」という文法にとって極めて根幹的な部分において,方言間を通じて見られる日本語としての本質的な普遍性を明らかにし,同時に各方言の独自性を明確にした。特に,動詞については,その背後にある歴史的な関係を明らかにするためのモデルを構築するに至り,形容詞についても基本的な分析方針を立てることができた。
動詞についての基本的なモデルは,「活用の類」という枠組みを設け,これに基づきながら,その「統合」を通して,歴史的な関係を考察する方策を得るに至り,その方法に基づけば,全国の地図を描くこともできた。
形容詞については,古典的ではあるが,「ク活用」「カリ活用」という基本的な枠組みをもとに分析してみると大まかな全国的な状況がわかり,また音韻的な語尾の融合が活用変化の大きな引き金となることを明らかにした。
以上の分析は,主として,基本的な資料である『方言文法全国地図』第2・3集をベースとするものである。琉球を除く全国約750地点に対して,上記の分析を当てはめて比較的まとまった,また従来の研究に照して納得の行く分布を示すことから分析に大きな誤りの無いことがわかる。
さらに各地方言のいっそう詳しいデータを臨地調査に基づいて得,これを検証にかけながら,分析の方法を改良しつつある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大西拓一郎: "岩手県種市町平内方言の用言の活用" 国立国語研究所研究報告集. 16. 57-98 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 大西拓一郎: "日本語方言活用の通時的研究序説" 科学研究費報告書, 72 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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