• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

20世紀政治思想史の再解釈-技術の時代における政治的なものの変容をめぐって-

研究課題

研究課題/領域番号 06720034
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関北海道大学

研究代表者

川崎 修  北海道大学, 法学部, 教授 (80143353)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード20世紀 / 政治思想史 / ユートピア / 技術
研究概要

1.本研究は、技術の時代に於ける「政治的なるものの変容」、人的共同性の基盤についての見方の変遷を追うという視角から、二十世紀政治思想史を通観する鳥瞰的パースペクテイヴを与える「通史」の叙述を目指す研究計画の一環として着手されたものである。平成六年度におけるこの計画の遂行において、こうしたパースペクテイヴとして、以下のような観点が重用であるという結論に至った。
(1)社会思想における技術の「イメージ」の受容が、技術主義的なユートピアと逆ユートピアの想像力の源泉として如何に機能してきたか。
(2)社会の構成原理の基本イメージのメタファーとしての「大工場」と「市場」との対立。
(3)哲学におけるシンボルの事物に対する優位。ないしは両者の乖離の危機感。
(4)人間像における「シンボルとしての人間」の「生き物としての人間」に対する勝利とそれへの反動。
(5)政治における「大社会」の社会としての共同性にたいする危機感。とりわけ、1)メディアによってのみ繋がれたものとしての社会の不安定さ、2)代表民主政における代表への危機感と新たな代替的可能性への試み。
今後は、とりあえず(1)のテーマを中心に具体的成果として結実させたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi