• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

メンガー宛ボェ-ム・バヴェルクの書簡の翻刻と分析

研究課題

研究課題/領域番号 06730009
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経済理論
研究機関京都産業大学

研究代表者

塘 茂樹  京都産業大学, 経済学部, 専任講師 (40192661)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカ-ル メンガー / ボェ-ム・バヴェルク / 書簡 / インスブルック大学 / オーストリア学派
研究概要

研究の目的であったメンガー宛ボェ-ム=バヴェルクの書簡77通のトランスクリプション(翻刻)をほぼ終了した。これは全体の95%ほどにあたる。その内容はいずれ、ディスカッションペーパーで公表する予定でいるが、それまでには、まだ、内容分析を継続して行う必要がある。さらに、ドイツ語のミスを訂正するために継続してネイティヴの補助を得る必要がある。また英語圏の研究者にも利用可能なように英訳を付して公表することも必要と思われる。
現在の段階で得られた知見としては、
1)インスブルックに赴任したボェ-ム=バヴェルクが帝国首都ヴィーンに戻ることを切に希望していたこと。
2)メンガーの利子論批判を書簡においても展開していること。
3)1880年代の前半から後半にかけて次第にメンガーへの態度が主従の関係から対等な論争相手という位置づけに変わってきていること。
4)ボェ-ム=バヴェルクがザックスなど他のハプスブルグ帝国内の経済学者とライバル意識を持っていたことなどである。
以上の点から少なくともこの資料がオーストリア学派を理解する上で大変重要な意味をもつものであるということが明かとなった。
なおトランスクライブ(翻刻する)際、オリジナルコピーをスキャニングして実行したものの、元のスキャンのデータはMOディスクの事故のために失われてしまった。今後画像データのバックアップなどの対策を十分に考慮する必要がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi