本研究は日本の基礎研究システムの変革を志向する新しいタイプの研究組織を調査対象として、創造的な研究をすすめるための組織的条件を解明することを目的としている。 サンプルとして科学技術庁のすすめている「創造科学技術推進事業」(ERATO)のプロジェクトに参加した経験があり、すでにそこでの研究を終了し他の組織に移動している研究者をとりあげ、319名に対して質問票サーベイを行なった。調査の有効回収サンプルは168名で、現在、これらの研究者の組織行動と研究成果との関連について定量的データを用いた統計分析をすすめている。 サーベイと併せて研究者に対するインタビューを行ない定性的データの収票をすすめている。
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